「ファイバーレーザー溶接とは②」どんな溶接なのか、しくみを解説

ファイバーレーザー溶接とはどんな溶接なのか
ファイバーレーザー溶接は、溶接の種類としてはTIG溶接と同じ融接となります。
融接とは、母材や溶加材を溶かして接合する方法を指し、溶接の中でも最もポピュラーな方法になります。
ただ、同じ融接でも、TIG溶接が電気エネルギーを使ったアーク溶接であるのに対し、ファイバーレーザー溶接は光エネルギーを使ったレーザー溶接。しかも集光性が高いファイバーレーザー溶接は、アーク溶接よりも高いエネルギー密度を持つため、より深い溶け込みと、より速い時間での溶接を可能にします。
さらにファイバーレーザー溶接は、多くの金属素材に対応することができるうえに、溶接時に熱によって歪みやすい薄板でも、歪みを抑えて溶接することができます。そして熱を加える範囲も小さくできるため、より美しい仕上がりが可能となり、後処理の必要もなくなるため、さらなる時間短縮が図れるのです。
次世代機「ロボットファイバーレーザー溶接機」を導入いたしました
都留では、従来のファイバーレーザー溶接機に加えて、国内ではまだ導入数が少ないロボットファイバーレーザー溶接機を導入いたしました。
東京・神奈川地域では、初導入の1台目となります。
ロボットファイバーレーザー溶接は、従来機では対応が難しかった入り組んだ場所への溶接を可能にし、しかもさらに大幅な時間短縮が望めます。
「強度が高く、美しい仕上がりで、時間が短縮できる溶接」をお求めなら、ぜひ都留にお問い合わせください。
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