「ファイバーレーザー溶接」の高品質性

「ファイバーレーザー溶接」

ファイバーレーザー溶接は、溶接焼けがないため製品に歪みが少なく、非常に高品質な仕上がりになるという特徴があります。
また、溶接焼けがないということは後処理が必要ないということに繋がり、時間の短縮とコストの削減にも繋がります。
さらに、断面でデータを取ってみると、TIG溶接よりも溶け込みが深いため、非常に高い強度を持ちます。
一見すると溶接部分の見た目が細いため、強度に不安を持つ方もいることと思いますが、実際に破壊検査をしてみると、溶接部分に割れがおきないどころか、そのまま曲がるという強さ。ファイバーレーザー溶接は本当に凄いのです。
まだ溶接機自体が高価なこともあり、導入している企業は少ない傾向にありますが、今後は確実に溶接加工の主流となっていくでしょう。

参考までに、アルゴン溶接の場合は、下の写真のように溶接焼けができるため、後処理が必要になり、時間とコストがかかります。

ファイバーレーザー溶接は「強く、美しく、余計な時間もかからず、最終的にコストも安い」と、どうぞ記憶に留めてください。