スポット溶接の品質不良「打点数」
2010年5月7日 公開
/ 2021年2月25日 更新
技術
基礎編 4
適正なバランスが重要
隣接するスポット打点位置の場合、1打点目の溶融に2打点に集中して流れなければいけない電流が分かれてしまい(1打点目に)、必要な溶け込みが起こらない事があります。
強度の観点からスポット箇所を多く設ける設計者の方もいらっしゃいますが、打点数=強度とも限らない場合があります。 いわゆる精密板金では適度なバランスが重要かとも思います。
板厚1.0~2.0でピッチ20ミリを切る場合は分流が起きています。
その対応として、1打点目と2打点目の電流値を変え、
(2打点目を20%~30%あげる)作業を事が必要となります。
たがね試験等で明らかな差が出ます。