「ファイバーレーザー溶接とは③」最新機器・ロボットファイバーレーザーについて解説

2025年3月19日 公開
/ 2025年3月21日 更新
技術
溶接時間をこれまで以上に大幅短縮!
ロボットファイバーレーザーは、ファイバーレーザーの最新機器になります。ファイバーレーザー溶接機と協働ロボットを連動し、AIソフト(人工知能)で図面や治具情報、ティーチング(ロボットに動作を記憶させること)内容などをクラウド保存。さらにそれらをAIが解析する仕組みです。
これによって、例えば今まで時間がかかっていたティーチング作業が削減できるうえに、プレイバック機能でリピート作業も飛躍的に早く対応できるようになりました。同じものを大量に作る時など、特に実力を発揮しています。
また、従来のTIG溶接などでは金属板が歪まないように固定する作業が必要でしたが、ロボットファイバ-レーザー溶接は歪みを少なく抑えられるため、固定する必要がなく、ここも工程の短縮に繋がっています。
こうした『溶接工程のデジタル化とAI化』は、精密板金加工の現場に劇的な効率UP・生産性UPをもたらしてくれています。これからはロボットファイバーレーザーの時代だと、ロボットファイバーレーザーを導入した都留は実感しています。
ファイバーレーザー溶接についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
「ファイバーレーザー溶接」の高品質性
「ファイバーレーザー溶接とは①」メリットとデメリットを解説
「ファイバーレーザー溶接とは②」どんな溶接なのか、しくみを解説